記事にするか悩んだのですが、記録に残しておきたいと考え、ここに書きたいと思います。
我が家では、2匹のネコを飼っていました。
モモ ♀ 雑種 白毛
私達兄弟が親元を離れ、最初にやってきたのが、モモでした。
ハナ ♀ 雑種 トラ柄
どこかで飼われたネコが捨てられたのか、家の周りが散歩道になってたようで、勝手口を開けると自分から家の中に入ってきて、そこから居座るようになりました。
私が実家に戻った頃から、この2匹のネコとの生活がスタートしました。
この2匹のネコは同居する年齢が遅かったので、仲が良いとゆう訳ではありませんでした。
常にお互いを意識して行動しており、エサの奪い合い、日向ぼっこの場所の取り合い、寝床の奪い合い、鉢合うとケンカばかりしてました。
モモはマイペースで、客人が来ても全く動じません。
ハナは物凄く臆病で、玄関のチャイムの音に俊敏に反応し、知らない顔を見ると、すぐに隠れてしまいます。
私に懐いてくれるまで、三ヶ月ほどかかりました。
ただ、普段世話をしている親父には絶大の信頼をしているようで、親父の後を追いてまわり、常に親父に甘えていました。
モモは、そんな光景を遠くから見ているだけです。
そして、ハナがいない隙を狙って親父に甘えていました。
そんなモモの行動を見て、私は極力、モモをかまってあげようと努めました。
モモは私に懐いてくれました。
肌寒い時期には、2階の私の部屋まで上がってきて、私の布団の上で一緒に寝てくれました。
膝の上辺りがお気に入りのようで、一度寝てしまうと朝まで同じ場所にいるので、私が朝起きると膝が痛くなることもしばしばありました。
年老いてきても、その行動は変わらず、足腰が弱ってくるとモモは階下から私が階段の踊り場で顔を出すまで鳴き続け、私の顔を見ると、一段一段ゆっくりと階段を上ってきて、鼻息を荒くしながら私の部屋に入ってきます。
そして、私に「早く布団の中に入れ」と猛アピールをして布団の上に乗ってきました。
段々と身体が衰弱してきて、「今年はムリかな?」と思っていても、肌寒い時期になると老体にムチ打って一生懸命に階段を上がってきます。
今月に入り、遂にモモが2階に上がらなくなりました。
食欲のないのか、食事量が急激に少なくなりました。
そんな時タイミング悪く、家族に家を空ける用事が出来てしまい、留守番を頼まれました。
留守番中、私は自分の部屋に上がることなく、居間でモモと一緒に寝て過ごしました。
留守番の初日、モモはカリカリ(固形状のエサ)を食べなくなりました。
歯が弱ってきたのかと、柔らかいエサを買ってきましたが、食べてくれません。
ペースト状のエサを買ってきても同じでした。
身体はみるみる痩せ細り、歩いてもフラフラとしており、時々こけてしまいます。
水は飲めるようですが、水飲み場は板の間にあるのですが、後ろ足が滑って踏ん張れないようです。
板の間にタオルを敷いて滑らないようにすると水をガブ飲みしています。
「お腹空いてるんだろうなぁ」と思い、エサを出しても、やっぱり食べてくれません。
そして留守番最終日、モモが歩けなくなりました。
前足は踏ん張れるのですが、後ろ足は痩せ細った身体でさえ支えれないようです。
水も飲めなくなりました。
コタツ布団にもたれ掛かり、目頭に大粒の涙を溜めて静かに息をしてるだけでした。
私は、その姿を見て涙が止まりませんでした。
何かしてあげたかったのですが、やさしく身体を撫でることしか出来ませんでした。
その日は仕事だったので、後ろ髪を引かれながら出勤しました。
仕事が終わり、急いで家に帰ったのですが、
モモの身体は冷たくなっていました…
2012.2.13 モモ永眠 (享年21才)
人間の年齢に換算すると100才を過ぎているそうです。
きっと寿命だったのだと思います。
病気などで苦しまずに息を引き取ったのが、せめてもの救いだと思います。
思い起こせば、モモとは色々なことがありました。
クルマに当たって顎を骨折してしまい、手術をして牙を2本抜かれました。
家を改築している頃に床下に入り込んでしまい、大騒ぎになりました。
晩年は、庭の塀に上って降りれなくなったり、
トイレをはみ出してしまったり、
爪が砥げなくなって肉球に爪が当たってしまったり、
耳が遠くなって後ろの気配を感じなれなくなったり…
なにかと世話のやけるモモでしたが、
モモ、今まで本当にありがとう!
2008.4.20
2008.4.20
2011.4.1
2011.5.8
2011.5.8
ハナが居てくれるので、寂しさを紛らしてくれるのですが、
今でも、コタツの中からモモがヒョコっと顔を出してきそうで、時々コタツの中を見てしまいます。
我が家では、2匹のネコを飼っていました。
モモ ♀ 雑種 白毛
私達兄弟が親元を離れ、最初にやってきたのが、モモでした。
ハナ ♀ 雑種 トラ柄
どこかで飼われたネコが捨てられたのか、家の周りが散歩道になってたようで、勝手口を開けると自分から家の中に入ってきて、そこから居座るようになりました。
私が実家に戻った頃から、この2匹のネコとの生活がスタートしました。
この2匹のネコは同居する年齢が遅かったので、仲が良いとゆう訳ではありませんでした。
常にお互いを意識して行動しており、エサの奪い合い、日向ぼっこの場所の取り合い、寝床の奪い合い、鉢合うとケンカばかりしてました。
モモはマイペースで、客人が来ても全く動じません。
ハナは物凄く臆病で、玄関のチャイムの音に俊敏に反応し、知らない顔を見ると、すぐに隠れてしまいます。
私に懐いてくれるまで、三ヶ月ほどかかりました。
ただ、普段世話をしている親父には絶大の信頼をしているようで、親父の後を追いてまわり、常に親父に甘えていました。
モモは、そんな光景を遠くから見ているだけです。
そして、ハナがいない隙を狙って親父に甘えていました。
そんなモモの行動を見て、私は極力、モモをかまってあげようと努めました。
モモは私に懐いてくれました。
肌寒い時期には、2階の私の部屋まで上がってきて、私の布団の上で一緒に寝てくれました。
膝の上辺りがお気に入りのようで、一度寝てしまうと朝まで同じ場所にいるので、私が朝起きると膝が痛くなることもしばしばありました。
年老いてきても、その行動は変わらず、足腰が弱ってくるとモモは階下から私が階段の踊り場で顔を出すまで鳴き続け、私の顔を見ると、一段一段ゆっくりと階段を上ってきて、鼻息を荒くしながら私の部屋に入ってきます。
そして、私に「早く布団の中に入れ」と猛アピールをして布団の上に乗ってきました。
段々と身体が衰弱してきて、「今年はムリかな?」と思っていても、肌寒い時期になると老体にムチ打って一生懸命に階段を上がってきます。
今月に入り、遂にモモが2階に上がらなくなりました。
食欲のないのか、食事量が急激に少なくなりました。
そんな時タイミング悪く、家族に家を空ける用事が出来てしまい、留守番を頼まれました。
留守番中、私は自分の部屋に上がることなく、居間でモモと一緒に寝て過ごしました。
留守番の初日、モモはカリカリ(固形状のエサ)を食べなくなりました。
歯が弱ってきたのかと、柔らかいエサを買ってきましたが、食べてくれません。
ペースト状のエサを買ってきても同じでした。
身体はみるみる痩せ細り、歩いてもフラフラとしており、時々こけてしまいます。
水は飲めるようですが、水飲み場は板の間にあるのですが、後ろ足が滑って踏ん張れないようです。
板の間にタオルを敷いて滑らないようにすると水をガブ飲みしています。
「お腹空いてるんだろうなぁ」と思い、エサを出しても、やっぱり食べてくれません。
そして留守番最終日、モモが歩けなくなりました。
前足は踏ん張れるのですが、後ろ足は痩せ細った身体でさえ支えれないようです。
水も飲めなくなりました。
コタツ布団にもたれ掛かり、目頭に大粒の涙を溜めて静かに息をしてるだけでした。
私は、その姿を見て涙が止まりませんでした。
何かしてあげたかったのですが、やさしく身体を撫でることしか出来ませんでした。
その日は仕事だったので、後ろ髪を引かれながら出勤しました。
仕事が終わり、急いで家に帰ったのですが、
モモの身体は冷たくなっていました…
2012.2.13 モモ永眠 (享年21才)
人間の年齢に換算すると100才を過ぎているそうです。
きっと寿命だったのだと思います。
病気などで苦しまずに息を引き取ったのが、せめてもの救いだと思います。
思い起こせば、モモとは色々なことがありました。
クルマに当たって顎を骨折してしまい、手術をして牙を2本抜かれました。
家を改築している頃に床下に入り込んでしまい、大騒ぎになりました。
晩年は、庭の塀に上って降りれなくなったり、
トイレをはみ出してしまったり、
爪が砥げなくなって肉球に爪が当たってしまったり、
耳が遠くなって後ろの気配を感じなれなくなったり…
なにかと世話のやけるモモでしたが、
モモ、今まで本当にありがとう!
2008.4.20
2011.4.1
2011.5.8
ハナが居てくれるので、寂しさを紛らしてくれるのですが、
今でも、コタツの中からモモがヒョコっと顔を出してきそうで、時々コタツの中を見てしまいます。